マリーの脳蜜。

ナカムラルビイの脳みそから抽出されたもの

創作小話

正月時間さめやらぬ

大衆というのは、たいした考えもなく人々を死に追いやるかと思えば、できることなら生き返らせたいなんて平気で思うような人たちのことを指すんだよ ソクラテス(プラトン著「クリトン」より) 以下、創作小話と日記です。 ________ ここは、街全体に、イオ…

手にとるように分かる猫的寓話

ついに我々が目を覚ました時には、ついぞ夜明けが来なかった。我々が知見しうる限りの世界軸では、夜明けというものは、ネズミの臓器をひっくり返して読む本のように、また、鏡合わせにしない限りはやってくるものであった。だからと言って、果たしてそれが…

おそらく、創作こけし。されど手記と思想

作り話ですよ。象の寝息によく似た水色が透明になる、つまり街がイルミネーションで彩られた後の始末、つまり、それはクリスマスの翌日以降を指していて、勿論年末である。もぬけの殻になる前に、私は幼女を掻っ攫った。それはドン・キホーテでの話であった…

ピースボートのポスターがある居酒屋は信用しない

創作小話と、日記です________ヤフオク!ニュースレターだけが、唯一、俺に季節感を与えてくれる。俺は、ひきこもりだ。しかし俺は、働く意欲があって、実際、働いているのであって、決してニートではないのだ。世間ではよく、ひきこもりとニートを混同され…

隣の増田はよくマスかく増田

創作小話です________その時、教室で起こったのはビッグバンであった。出席番号二十九番、私、三浦万寿美、ミウラマスミ、の、隣の席、の、増田。増田の、「俺、一日五回はセンズリこいとる。」というセンセーショナルな一言によって、二年三組の教室は、途…

駄菓子屋のババアは歳をとらない

創作小話です。________自転車で20分。それが私の家から、母校までの距離だった。歩いて2分。それが私の家から、「松乃屋」までの距離だった。松乃屋は、駄菓子屋である。Tマークの車がよく走っているこの街は、所謂ベッドタウンであった。車を走らせたらば…