マリーの脳蜜。

ナカムラルビイの脳みそから抽出されたもの

創作小話

手にとるように分かる猫的寓話

ついに我々が目を覚ました時には、ついぞ夜明けが来なかった。我々が知見しうる限りの世界軸では、夜明けというものは、ネズミの臓器をひっくり返して読む本のように、また、鏡合わせにしない限りはやってくるものであった。だからと言って、果たしてそれが…

おそらく、創作こけし。されど手記と思想

作り話ですよ。象の寝息によく似た水色が透明になる、つまり街がイルミネーションで彩られた後の始末、つまり、それはクリスマスの翌日以降を指していて、勿論年末である。もぬけの殻になる前に、私は幼女を掻っ攫った。それはドン・キホーテでの話であった…

ピースボートのポスターがある居酒屋は信用しない

創作小話と、日記です________ヤフオク!ニュースレターだけが、唯一、俺に季節感を与えてくれる。俺は、ひきこもりだ。しかし俺は、働く意欲があって、実際、働いているのであって、決してニートではないのだ。世間ではよく、ひきこもりとニートを混同され…

隣の増田はよくマスかく増田

創作小話です________その時、教室で起こったのはビッグバンであった。出席番号二十九番、私、三浦万寿美、ミウラマスミ、の、隣の席、の、増田。増田の、「俺、一日五回はセンズリこいとる。」というセンセーショナルな一言によって、二年三組の教室は、途…

駄菓子屋のババアは歳をとらない

創作小話です。________自転車で20分。それが私の家から、母校までの距離だった。歩いて2分。それが私の家から、「松乃屋」までの距離だった。松乃屋は、駄菓子屋である。Tマークの車がよく走っているこの街は、所謂ベッドタウンであった。車を走らせたらば…