マリーの脳蜜。

ナカムラルビイの脳みそから抽出されたもの

カムバックニューウェーブ

中学生の時、確か初めてEurythmics のSweet Dreamsを聴いた。赤髪ベリーショートでビシッとスーツをキメたアニーレノックスと、Youtube七不思議動画みたいな世界観のMVに心惹かれて、NirvanaのHeart-Shaped Boxと同じくらい鬼のように再生しまくっていた。

当時、私が新しく音楽を発見するといえば専ら車の中だった。

母が好きな男は、デヴィッド・ボウイやジュリー、土屋昌巳だ。

それでもって、当然のようにJAPANに行き着いた。Adorescent Sexのイントロに心奪われた感覚は忘れがたい体験である。

 

しかしながら、カーオーディオから流れるニューウェーブニューロマンティックとは裏腹に、中学時分の私は、BJCやTMGENirvanaGreen Dayとかなんとかまあそういうのを聴いてて、Eurythmics やJAPANのアルバムを通して聴くことが無かった。あんまりピンと来てなかったから。

で、中学〜ハタチ過ぎるまで、アニソンとか民族とか歌謡とかジャズとかノイズだのパンクだのクラシックだのを掻い摘みまくって、ここ2年でようやくニューウェーブに辿り着いた。

キッカケは平沢進で、極め付けは2017年に公開された「ゆれる人魚」だった。

 

人生の節目節目で影響を受けた映画っつってパッと思いつくものを列挙すると

「マーズ・アタック!」

「ナイトメアビフォアクリスマス」

シザーハンズ

「インタビューウィズヴァンパイア」

この辺が小学生。

で、中学時代はごっそり間が開いて、(映画よりも漫画や小説に傾倒していたから)

高校時代は

ピンク・フラミンゴ

ロッキー・ホラー・ショー

時計じかけのオレンジ

であった。

それからまたごっそり間が抜けて、久方ぶりに痺れたのが「ゆれる人魚」だった。

何度も映画館に行ったのってなんなら初めてなんじゃないかってくらいだった。

前述のラインナップの通り、やはり音楽が密接に関わっている映画に影響を受けやすい。

 

それでもって、改めて聴いてみるかと思ってJAPAN、Eurythmics、P-MODEL、アソシエイツ、Dead or alive、クラシックスヌーボー、デペッシュモード、とかかんとか……

かつて撒かれたタネが見事に今咲いた感じだ、てなわけで、ものの見事にシンセが 魔法の棺などと呼ばれていた時代(これはいつぞやかのドールかなんかに書いてあって、だから別に大衆的比喩では無い、ライターのナイスワード)の音に想いを馳せ、イマドキの軽やかで奥行きがバチバチにある曲じゃ濡れなくなってしまったのである。

斯様な精神性をたちどころに癒すのはカムバックニューウェーブサウンド、つまりこれまでの口上は下記を紹介するための長文でした。

(というかこの記事を書くのに一週間ぐらいを要して、収集がつかなくなってきた。)

 

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今更Future Islandsを紹介するのはクソかもしれない。何故ならば私が知った時にはクソメジャーであったし、もしかしたら「こんなバンド発見しました!」つってワンオクを無邪気に紹介する中学生みたいかもしれないからだ。

しかしそんなもんだと思って受け入れて欲しいのですけれども、とりあえず一回アルバム聴いてほしい。その後に、Seasonsをyoutubeで見てみてほしい。なんでこの曲でこんなパフォーマンスなんや?とかそういうの全部ぶっ飛ばすくらい、現代の魔法の棺でカムバックニューウェーブしてる(気がする)のだ。

私の一押しはスクショの曲なんですけど、このね……シンセがね……あと妙なチープさを擁するパーカッションがね……されど、構成とかコード感が、「のCMか?」ってくらいオシャ&オシャ。

 

次はこっち

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前述の通りゆれる人魚ゴリ押しなんですけど、こちらは劇伴を担当したヴロンスキ姉妹のバンド、Ballady i Romanse。

前衛的且つスタイリッシュ、でもって程よい狂気と不条理……で、カムバックニューウェーブしてるんだよ、例えばさっきのFuture Islandsがカルチャークラブだとしたら、こっちはトムトムクラブ的な……(すみません、正直ニューウェーブとかニューロマンティックの定義がよく分かってないので感覚の話になります)

とりあえずゆれる人魚のサントラは一回聴いて。その後に、バンド名義で出してる「Córki Dancing」を聴いて……

 

 で、なんでこんな感じで突然筆を執ったかというと、(スマホをぴこぴこしたかというと、)5月あたりから、今までやっていたハコヂエ よりも更に音楽や映画をフューチャーしたラジオやるからです。

今までは、「クリエイターの、クリエイターによる、クリエイターのための番組」としてやってましたが、もうちょっとクリエーションの受け手側(受容側という言葉を私は多様しがちです)も楽しめるような、ものをやります。

個人的なコンセプトとしては「アンダーグラウンドもオーバーグラウンドも垣根はねーぞ、いいモンはいいし、もっと価値観広げて生きやすくなろうや」ってとこです。

また詳細はおいそれといずれ。